JSCRS参加

スタッフさん2名と共に、東京国際フォーラムで開催された第30回JSCRS学術総会へ。
院長は金曜日の診療後、最終便で東京に移動。土曜日の早朝からがっつり参加してきました。モーニングセミナーではメジャーどころの白内障手術機器を比較したテーマのものがあり、当院で活躍してくれているニデック社のFortasもあったので興味津々で聞いてきました。

Fortasは日本メーカー製で硝子体手術もこなせます。他の機種と違い白内障手術機器と言うよりは眼科手術機器、との前置きのうえでお話がありました。灌流、吸引、超音波発振の各ポジションごとに、またそれぞれのポジション内でも踏み加減で圧や流量などをリニアに細かく設定することができますが、正直多機能すぎて使いこなせてない部分も多かったりします。御高名な先生のお考え、設定や解説を聞き、改めて勉強になりました。
硝子体も出来るようにポンプ回路が二つありますが、多数例こなす先生は白内障に両方のポンプを使って超音波と灌流/吸引それぞれのハンドピースに接続する贅沢な使い方もある、と紹介されていました。灌流ボトルもカセットも2倍・・ちょっとカルチャーショックです。
その他には眼内レンズの強膜内固定もまた勉強してきました。Lock & Lead法という新しい方法のお話があり、
以前練習してみた方法と比べて少し手間はかかりそうですが術中IOL落下の恐怖は少ないようです。いつでも使えるようにまた練習してみようかと思います。

270620JSCRS1 270620JSCRS2

今回は30周年ということでいろいろな催しがあり、なぜかビスコも配られてました。懐かしいお味でした。