日本眼科学会総会へ
週末は東京へ。東京国際フォーラムで開催された日本眼科学会総会へ参加してきました。
土曜日のランチョンセミナーでは近視進行予防治療について聴講してきました。先日も参天さんが勉強会を開いてくださいましたが、日本で認可された低濃度アトロピン点眼薬「リジュセアミニ」発売を2日後に控え、まさにホットなテーマです。参加者の関心も高く会場も大きな第一会場が確保されていました。お弁当準備する参天製薬さんも大変ですね。
しかし、ちょっと前まで肌寒かったりしていたのに土曜日の東京は無茶苦茶暑かったです。なんでも29℃まで上がったとか?ジャケット片手に抱えたまま、着る機会がありませんでした。
院内研修〜リジュセアミニ〜
火曜日の昼休憩は参天製薬の担当さんがおいでになり、同社が近日発売される近視進行抑制治療薬「リジュセアミニ点眼薬」について解説してくださいました。ちょうど鳥取大学医学部の学生さんも実習でおいでになっていたので参加していただきました。
近視進行予防の低濃度アトロピン点眼はこれまで海外からの個人輸入に頼るしかなかったのですが、やっと念願の日本認可薬剤の登場です。ただ、やはりというか残念ながら自費診療となってしまいましたので、保険診療との兼ね合いや注意点などについても合わせて解説してくださいました。
現在国内で使用されている近視進行予防の低濃度アトロピンはシンガポールから輸入されているマイオピン点眼が大半と思いますが、0.01%と0.025%の高濃度版がありますが、高濃度版は離脱時のリバウンドの問題もあり漸減としてしばらく低濃度に落としてからの休薬等がいわれていました。リジュセアは高濃度版と同等の0.025%のみとなりますのでその辺りの心配がありますが、マイオピンも0.01は今後も入手可能のようでひとまずは安心のようです。また同じ高濃度でもリジュセアは基剤を工夫することで、眼球後部への効果を維持しつつ前房内への影響を低減、などマイオピンより安全性を高めているようです。
ありがとうございました > 参天さん