ロービジョン学会へ

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土曜日朝一番の飛行機で東京へ。視能訓練士さん一人を連れて御茶ノ水ソラシティで開催された日本ロービジョン学会へ参加してきました。
普段臨床&手術方面の学会にはわりと参加していますが、ロービジョン学会は今回初めての参加です。この春から鳥取大学の方でもロービジョン外来を立ち上げられ、また県眼科医会のほうでも先輩の先生が現在鳥取県版スマートサイト立ち上げに奔走してくださっています。
どうしても普段治療ばかりに気を取られてしまい、ロービジョンケアのことが不勉強だと感じていました。ロービジョン外来のようなことまでは無理ですが、せめて患者さんへ適切なアドバイスなりはできるように、とスタッフさんも1名連れてのお勉強です。

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会場は医療関係者はもちろんとして、多くの白杖を携えた方達もいらっしゃいました。演者も眼科医はもちろん、社会で活躍していらっしゃるロービジョンの方々や盲学校の先生、大学&行政の方々などから多方面のお話がきけました。フロアバレー、サウンドテーブルテニス、ブラインドサッカー等スポーツのお話や拡大鏡処方の実際、臨界文字サイズのお話などこれまであまり知らなかった(反省)内容も多く大変勉強になりました。

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ロービジョンに関連した企業出展も多数ありました。
たくさんの拡大読書機もじっくり見せてもらいました。



院内研修〜点眼瓶とアドヒアランス〜

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昼休みは千寿製薬の担当さんがおいでになり、点眼アドヒアランスと同社の点眼瓶について解説してくださいました。
患者さんが点眼を少しでもさしやすくなるように各社さんとも日々工夫を凝らしておられます。円筒形の硬い点眼瓶などはリウマチなどの患者さんやご高齢で力が弱い患者さんなど、潰して液を出すことがそもそも困難な場合もあります。同社の場合も軽い力で適切な量が滴下できるよう扁平型の点眼瓶とし、また点眼瓶本体に着色することで滴下口とのコントラストをつけて患者さんが見ながら狙いを定めやすくしているとのことでした。
最近点眼アドヒアランス関連のお話などを聞くにつれ、いかに患者さんの目に点眼液を届けるか?患者さんの点眼行動、点眼成功率をいかにあげるか?の重要性をひしひしと感じます。
お忙しい中ありがとうございました>千寿さん