伯耆眼科医の会 学術講演会

土曜の夜はスタッフさん5名とビッグシップで開催された伯耆眼科医の会(参天&MSD)へ参加してきました。演者の先生は東京女子医大の古泉英貴先生、京都府立医大の森和彦先生。貴重なご講演ありがとうございました。
古泉先生は「OCTを用いた黄斑疾患の診断アップデート」と題し、OCT:光干渉断層計(網膜断面図を撮影する機器)の理論から、実際の臨床面での各種疾患でのポイントなど解説頂きました。
森先生には「関西緑内障道場 伯耆編」と題し、治療方針の立て方や治療の現状、とくにOCTを用いた緑内障の早期診断についてもお話頂きました。当院でも使用しているニデック社のOCT画像が多数登場しており、ちょっと嬉しかったり。

緑内障では神経繊維層の欠損に伴って視野がかけてきます。当然網膜の構造的変化→機能変化(視野障害)の順に現れるので、形態を詳細にとらえるOCTを用いる事で、より早期に発見し治療開始につなげることができるため、当院でも活用に力を入れております。併設の別会場ではOCTのメーカー6社さんがそれぞれ自慢の機器を展示しておられました。これも新しい試みで大変興味深かったです。