第7回伯耆眼科医の会

土曜夜はコンベンションセンターで開催された「第7回伯耆眼科医の会」へ参加してきました。
特別講演二題で一題目は同志社大学の小泉範子先生から角膜内皮再生医療のお話を伺いました。角膜の裏側にある角膜内皮細胞というのはポンプの働きをしているのですが、減ってしまうと水泡性角膜症という黒目の水ぶくれを起こして濁ってしまいます。これまでは角膜移植手術しか治療法がありませんでした。
内皮細胞&薬剤の注射や軽症の場合には薬剤点眼での治療が可能になるというお話で、その成績の一端も披露下さいましたが非常に感動的でした。水疱性角膜症治療がガラリと変わる時代がすぐそこに来ているようです。
二題目は笠岡市の永山眼科クリニック永山幹夫先生から緑内障点眼選択の話でした。自院でのアンケート結果を元にお話しされ、患者目線からの薬剤選択という非常に興味深い話でした。また緑内障新薬のアレルギーの話などもあり、患者さんの訴えによく耳を傾けることの大切さを再確認しました。有難うございました。