院内研修〜PF点眼〜

260418勉強会

(金)の昼休みは(株)日本点眼薬研究所の担当さんがおいでになり、同社のPF(Preservative Free)デラミ容器と防腐剤の功罪について解説してくださいました。
点眼薬に含まれる防腐剤、とくに塩化ベンザルコニウム(BAC)は角膜上皮障害を起こす事が良く知られており、ドライアイのある方や多剤併用しておられる方ではかなり問題となることがあります。各社とも添加剤を変更したり、BACの濃度を落としたり、と工夫をこらしておられますが、日点さんのPFデラミ容器は特殊な二重構造の点眼瓶とフィルター&弁を組み合わせて防腐剤フリーとした画期的なものです。液を出すのにちょっと力が要るので高齢者やリウマチ患者さん等に使いにくい場合があるのが玉にキズ?ですが、定評の有る点眼です。
院長がまた午前診長引いてしまったため、2部に分けてお話下さいました。お忙しい中、卸のセイエルさんともどもありがとうございました。