第1回鳥取県ロービジョン講習会

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月曜日は米子コンベンションセンターにて開催された第一回鳥取県ロービジョン講習会へ、石倉副院長と視能訓練士(ORT)さん一名と一緒に参加してきました。
特別講演は
岡山大学の守本典子先生のお話しを拝聴しました。守本先生は長い間非常に熱意をもってロービジョンに携わっておられます。これまで「せめて手帳くらいは」と比較的に視覚障害申請のオススメ&お手伝いはしている方だと思っておりましたが、まだまだ知識不足、認識不足で耳が痛いお話も多々ありました。
補装具の話、改正になった視野障害の認定上の注意点、障害年金の話、生命保険の重度障害保険金など、色々とタメになるお話しをたくさん頂戴しました。生活上の知恵、特にクロックポジションでの方角の表し方などは大変参考になりました。
我々開業医は慌ただしい外来診療のなかでロービジョンの患者さんにゆっくりお話できにくい面があります。また障害認定、障害年金や福祉の面でも正直ややこしくて院長自体よく理解しきれていない部分も多いです。スタッフさんにもORTの一名を担当に決め、先日来
ロービジョン学会(東京)をはじめ、関連する話題の研究会に一緒に参加するなど勉強してもらっています。
「眼科スタッフが拾い上げなくてどうしますか?ロービジョンの患者さんを1人にしないでください、そのまま家に返さないでください」というお言葉を肝に銘じたいと思います。