鳥取大学眼科同門会

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土曜日は鳥取大学眼科同門会講演会に参加してきました。
当日は眼科午前診終了後、多恵副院長主体で一般の方へのコロナワクチン接種を請け負っていました。院長も緊急に備えて院内待機でしたため、会には特大遅刻で一般口演はほぼ聞き漏らしてしまいました・・。
宮﨑大教授の教授就任記念講演を拝聴したあと、特別講演は愛知医科大学の瓶井資弘先生がご講演くださいました。
診療&診断におけるデジタル機器についてお話しくださり、とくにHead Up Surgery(HUS)についてのお話しは大変興味深い内容でした。これは顕微鏡を覗かずに3Dモニターを見ながら手術をするものです。画像を一度デジタルにしているので各種設定をいじることで特定の組織を強調したり、照度を落として手術できたり、と大変役立つツールになります。
先日当院でも網膜色素変性の患者さんの白内障手術があり極力照明を落とし短時間で行いましたが、術中照明の影響が懸念されるこれらの疾患患者さん等もHUSであればゲインをあげることで極端に照明を絞っても補って手術ができます。ただ、つるしのまま設置しても真価は発揮できない様でモニタの設置位置や角度、各種設定値についても理解しないと使いこなせない様です。非常に興味深いお話しでした。ありがとうございました。