ベオビュ発売記念Web講演会

ノバルティス社から加齢黄斑変性(AMD)の硝子体注射治療薬として新しい抗VEGF抗体「ベオビュ®(ブロルシズマブ)」が発売になりました。
先週木曜日と今週金曜日の2回に渡り発売記念のweb講演会があり聴講してみました。この分野の治療薬としては8年ぶりの期待の新薬だそうで、既存の薬剤と比較して浸出液のコントロールに優れ、投与間隔の延長が見込めるようです。
現状、硝子体注射の投与間隔が伸ばせず頻回な注射となってしまっておられる患者さんも多くおられます。薬価が高価なこともあり患者さんの肉体的金銭的負担は大きく、そういった方々の投与間隔が伸ばせるようであれば非常にありがたいです。
既存薬と比して重篤な副作用はないようですが軽微な局所炎症事例はあったようで、もう少し情報収拾した上で使用を開始したいと思っております。