院内研修〜セタネオ〜

昼休憩は参天製薬の担当さんがおいでになり、同社の新しい緑内障治療薬「セタネオ」について解説してくださいました。
緑内障の第一選択として使われることが多いラタノプロスト等FP受容体作動薬と同様の機序ももちながら、EP 3受容体にも作用するとのことで眼房水流出の副経路(ぶどう膜強膜流出路)のみならず、主経路(繊維柱帯シュレム管)にも作用するそうです。
近年興和さんのグラナテック発売以降、この主経路の維持の大切さがしばしば取り沙汰されています。
一剤で両方の効果が得られる期待の薬剤ですが、全くの新薬ですので発売後1年間は一度に1本しか処方してはならない、という例の謎ルールが適用されてしまうようです。患者さんに頻繁な受診をお願いすることになってしまうため、しばらくは使いにくいですね。
解説ありがとうございました。>参天さん
