院内研修〜緑内障治療継続のために〜

290713ドロップ対策

木曜日の昼休憩は参天製薬の担当さんがおいでになり、同社がいま力をいれて取り組んでいらっしゃる緑内障の治療継続について、解説と患者さんに渡す資料等の説明をうけました。
緑内障の治療ではいかににきちんとフォローアップに来て頂いて点眼加療を続けて頂くか?が大切です。点眼行動を守って頂く事(点眼アドヒアランス)や点眼方法(技術的に正確に摘下できているか?)も勿論大切ですが、そもそも治療の初期段階でドロップアウトして受診されなくなる方が多数おられます。
診断がついて治療開始となった患者さんの実に30〜40%が1年以内に受診されなくなるとのお話もありました。検診&治療継続の重要性が分かって頂けない場合や、「緑内障」と聞いただけで必要以上に重く考えすぎて怖くなってしまったりする患者さんもおられます。「過度に怖がる事はなく、でも仲良く一生つきあわないと行けない病気ですよ」とよく説明をするように心掛けてはいますが、今回参天さんはそういった患者さんの理解と自覚を促してドロップアウトを防ぐ手助けを始められたそうです。
ファイザーさんも点眼アドヒアランス向上の取り組みをしていらっしゃいましたし、各社さんとも自社製品にこだわらずこのような活動をしてくださっており有り難い限りです。ご多忙中有難うございました。