第41回日本眼科手術学会学術総会へ

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石倉副院長に診療をお願いして、金曜から京都で開催された眼科手術学会へ参加してきました。本当は未明から車で向かいたかったのですが前日が手術日でしたので術後患者さん達の経過が問題ないことを確認して、ついでに医院駐車場の雪かき大会にも参加してから列車で向かいました。やっぱり特急やくもは苦手です。新幹線でも回復せずややヘロヘロになりながら京都国際会館へ。

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夕方で丁度聞きたかったCTR(白内障手術の補助具)のセッション最中でした。CTRは最近当院でも使用頻度が増えてきています。やはり一部でもチン小帯(水晶体の支え)断裂や脆弱が有る場合には後ほど断裂の進行や水晶体嚢の収縮、眼内レンズの変位等が懸念されます。最近はCTRを入れて嚢のテンションを確保した後予定通りのワンピースレンズをいれていますが、その後の経過が非常に良好な印象です。
そのほか、今回はトーリツクや多焦点レンズの知識のアップデートを主眼に見聞きしてきました。当院では現在多焦点レンズはAMO社の4種類の中から選択して使用しています。元々の二重焦点3種類に対して新しいレンズ「シンフォニー」は焦点拡張型とされます。コントラスト感度が良好で見え方も自然なようですが、近方は若干弱いです。その選択と戦略など大変参考になりました。また乱視矯正のトーリックレンズは角膜後面乱視の考え方や軸ズレの際の対応、修正する場合の時期や方法など大変勉強になりました。この学会後から乱視矯正効果も併せ持った多焦点レンズ「シンフォニートーリック」も発売になり、術前の検討がさらに重要となります。眼内レンズ決定の基本となる計算式では新しいBarett式等のお話もあり、また今後当院でも十分検討しようと思います。

疲れ果てているとなかなかホテルから出て食事するのがおっくうになります。よくコンビニ弁当ですます事が多いのですが一階ローソンに向う途中、ロビー横のレストランになにやら人だかりが。駅前のドーミーインというホテルだったのですが宿泊者に無料サービスで「夜鳴きそば」というのを振る舞っておられました。「もうこれでいいや」と頂いてみたらこれが侮れない美味しさでした。

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海苔が良い香りです。

夜鳴そばを頂いたら元気がでたのと微妙に小盛りで余計小腹がすいてしまい、以前食べログで気になっていたお店がすぐそばだったので行ってみました。

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京都タワーのすぐ横にある「へんこつ」さん。「一見さんお断り」「会員制」等々のお話がありましたので非常に緊張しながらドアを空けてみましたが、普通に笑顔で入れてもらえました。早速ビールとサルベージというのをいただきました。美味しかった〜。